第三十八回SATOUフォーラム講演記録

第38回 SATOUフォーラム 2024年3月12日

演題:「マンションは、終の棲家たりうるのか?」
―このマンションを自分の終の棲家にしようと決めても、万が一〝建替え〟が行われることになったら大変だ。建替え期間中(3年程度)仮住まいを余儀なくされるし、余計な出費もかかる。建替えによってタマタマ余剰容積が有効化できて、参加者(旧所有者)もハッピー、という例はまれだ。要するに間違っても〝建替え決議〟等絶対に起きないマンションを選ぶべきだ。とは言っても、ストックに対して現実の建替えの比率は、0.3%程度らしい。当たったら不運としてあきらめますか。
2021年築後50年超のマンションは、21万戸余り。26年末には60万戸に予想される。今後激増する高経年マンションを見据えた施策は当局にあるのか。―

講師:大木 祐悟 先生(RESA代表理事・前旭化成マンション建替え研究所副
所長)