第三回SATOUフォーラム講演記録

講演1『2019年、日本と世界はどうなる?「減速しつつも細く長く拡大続く。だが、中国市場の動向次第」』

 

■世界経済は減速始まる
2020年頃までの展望をお話しますが、結論は、日本は大きな問題なし。世界は相変わらず中国が一番心配。まぁ、先行き、あまり北井しない方がいいでしょう。世界経済の成長率(図表1)ですが、19年から20年にかけてGDPは現在の3%から1.5%ぐらいまで鈍化していくと思われます。ことによると1%か、中国次第で0%まで鈍化するかもしれません。

 

鈍化はすでに始まっています。図表2はサービス業と製造業の景気動向指数で50のラインを超えると拡大中ということですが、両業種共だいたい18年をピークに拡大傾向が弱まってきています。図表3は世界の鉱工業生産指数伸び率ですが、同様の傾向が見られます。